製品紹介
ReadCacheシステム(1.0)for Ardence について
ReadCacheシステム(1.0)for Ardence は、ネットブートの利点をそのままに従来端末と同様の動作速度とクライアントの集約率の向上を実現します。
Windowsシステムの管理コストの削減のために、Ardence社の製品を利用したネットブートによるシステム構築が選択されることが増えています。 しかし、Ardenceシステムはサーバへの負荷集中を招きやすいため、一台のサーバに対してある一定以上のクライアントを集約させることは困難と考えられていました。 このたび当社にて新たに開発した 「ReadCacheシステム(1.0)for Ardence」 を利用することで、ネットブートの利点をそのままに従来端末と同様の動作速度と クライアントの集約率の向上を実現しました。
ReadCache 機能概要
- Ardence vDisk に対する読み取りキャッシュをローカルディスクに構築します
- 読み込みキャッシュの機能により、同じデータの2度目の読みこみ時には、ネットワークアクセスが発生しません
- 書き込み処理が行われた領域はキャッシュの対象から除外されます
- 再起動をしてもキャッシュした内容は有効。(サーバ上のイメージが更新されていない場合)
- サーバ上での vDisk が更新された際には、キャッシュの内容はすべてFlushされます

ReadCacheClient_GUI
キャッシュの動作状況、接続状況をクライアント端末からGUIで操作できます。

詳細についてはこちらをご覧ください。
→ReadCacheClient_GUI 詳細
ReadCache 導入の効果
詳細についてはこちらをご覧ください。
→ReadCache 導入効果
ReadCache 導入により広がる Ardence 適用可能環境
ReadCache を利用することで、新たに、Windows ネットブートシステムの次のようなマーケットへの利用が可能となります。
Ardenceシステムでは、おおよそ以下のようなファイル転送が行われます。
- vDiskファイルサイズ 30Gbyte
- vDisk転送
Vista:30〜60Gbyte
XP:15〜30Gbyte - 起動
Vista:500Mbyte
XP:250Mbyte - 帯域 1 Gbps
- レイテンシー(RTT) 1 〜10 ms
そのためこれまでは1Gbpsの帯域でRTT 1〜10msといったLAN環境が必須でした。
ReadCache の利用により、通信量が 約1/50 になることで以下のような環境でも動作します。

ネットワーク品質の詳細についてはこちらをご覧ください。
→ネットワーク品質とは?(帯域、RTTに関する説明)
- ※イメージ更新直後には夜間起動などの工夫が必要です。
- ※ここに記載された数値は、イメージを示すもので、性能を保障するものではありません。
- ※次期バージョンのReadCache2.0では更なる改善が見込まれます。
詳細についてはこちらをご覧ください。
→次期バージョンReadCache2.0について
注意事項
Citrix社によるArdence社買収に伴い、製品名などが以下のとおり変更になりました。
Ardence 4.1(旧) | Citrix Provisioning Server 4.5(新) |
---|---|
Ardence | Citrix Provisioning Server |
Ardence Administrator | Provisioning Server Console |
Ardence サーバ Ardence Streaming Server |
プロビジョニングサーバ |