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技術情報

読み込みキャッシュ

初めてのデータはサーバーから読み込み、端末にキャッシュします。2 回目以降は端末のキャッシュから読み込むので、データ要求は不要。イメージ更新後においても、更新されたデータが必要となったときにその部分のみを取得します。サーバーと端末間のトラフィック削減と、端末のキャッシュ容量削減に効果大。端末の内蔵ドライブに事前にキャッシュが溜まっていれば、端末起動時の配信は数 MB 程度です。(ネットブートの場合。フルキャッシュのときには 0 となります)

読み込みキャッシュ

必要最小限のキャッシュ ──端末の内蔵ドライブが不足しない

ディスクイメージの大部分は使われないデータなので、端末側で保持する必要はありません。CO-CONV のネットブートでは、サーバー上のディスクイメージのうち、端末の起動や動作に利用する部分のみをキャッシュします。このときのキャッシュサイズは、大量のアプリケーションを使う環境であってもわずか 30GB 程度です。

小さいキャッシュ

ネットブートとフルキャッシュを一元管理

一台の端末にネットブートのキャッシュとフルキャッシュの両方を溜められます。管理作業を行う上ではネットブートが断然便利です。 フルキャッシュで運用せざるを得ない環境がある場合においても、更新作業はネットブートで行うのが運用を楽にするコツです。このようなことができるのは、ネットブートとフルキャッシュとの両方を使える当製品の特長です。

ネットブートとフルキャッシュを一元管理

いつでも有効なキャッシュ

ディスクイメージの更新をしてもロールバックをしても、キャッシュのすべてが消えてしまうことはありません。差分の調整のみでキャッシュを継続して利用できるので、常にサーバーやネットワークへの負荷を抑えます。

非復元での運用に対応

通常、ネットブートでは端末を再起動すると環境を初期状態に復元します。CO-Colors ほたては、再起動しても復元せずにデータを残すこともできます。貸し出し端末などで利用する際に、シャットダウンや充電切れによって端末が不意に再起動してしまっても安心です。

ディスクファイル管理

CO-Colors ほたては、サーバ上でディスクイメージを管理する際にディスクのアップデートに際して、旧バージョンのディスクと新バージョンのディスクの差分だけを保持する差分管理システムを採用しています。アップデートの前後で変更されるデータは全体のごく一部であるため、差分管理システムによって大幅にストレージ容量を節約することができます。
差分管理はその性質上、アップデートをくり返すたびにファイル数が増加する結果、シークタイムが大きくなり、動作速度が低下するという課題があります。CO-Colors ほたてはこの課題を、定期的にファイルをマージすることで、数百世代のバージョン管理であっても速度劣化なく行うことを可能にしています。また、差分管理では各差分ファイルが相互に依存関係にあるため、中間ファイルを削除できないなど、中間バージョンの取扱いに困難が生じます。CO-Colors ほたてでは、マージファイルと差分ファイルを平行して管理する方式を開発することでこの課題を克服し、自在な中間バージョンの取扱いを可能にしました。

配信・バックアップの完全自動化 ──「待ち時間ゼロ」

ディスクイメージをアップデートした後、そのディスクイメージを他のサーバーに同期する必要があります。CO-Colors ほたては、これを完全に自動化。バックグラウンドで同期されるため、サーバ間同期を待ったり意識したりする必要がありません。
さらには、更新作業の直後においても最新のディスクイメージにすべてのサーバがアクセスできる構成になっているため、同期が完了するのを待たずとも他のサーバーからも最新のディスクイメージを利用でき、全端末で即座に最新バージョンを利用できます。
これらの工夫に加えて、アップデートをスケジュール化してしまえば、 管理者はルーティン作業や待ち時間に悩まされることなく、本来の生産的な活動に時間を振り向けることができます。サーバー管理の現場を知る CO-CONV ならではの、管理者のための機能です。

無停止運用を可能にする、優れた冗長性能

メンテナンスでサーバーを停止しても、緊急のトラブル時にも、 システムの稼働を継続したまま即座に負荷分散されます。サーバーが復帰すれば、ふたたび均等にリバランス。また、ディスクイメージを保持するファイルサーバーも冗長化することができます。
複数拠点に分散した構成の場合には、通常時には各端末は同一拠点のサーバ-を利用して起動します。しかし、もし1つのサイトにあるすべてのサーバーが停止してしまったような際には、別拠点のサーバーから起動する機能があります。この機能を活かすことで各拠点に設置するサーバは1台ずつといった最小限の構成を採ることもできます。

Windows10 の Feature Update や UEFI のセキュアブートに対応

UEFI の標準機能であるセキュアブートを活用して、端末のセキュリティを強化します。また、Windows10 の Feature Update を適用する専用ツールが更新作業を容易にします。ブートローダはマイクロソフト社の証明書を用いて署名されているため、どの端末でも安心して利用できます。

端末のハードウェア障害から短時間で復旧 ──管理者権限不要

ネットブートサーバーへの端末の登録や内蔵ドライブのパーティション構成のセットアップを、管理者権限を持たない作業者が実施できます。また、登録された端末はサーバーからのイメージ配信を待つことなく即座に起動できるため、ハードウェア障害の影響を最小限に抑えます。

CO-Colors ほたてと CO-OnSen の連携

CO-OnSen は PCの貸し出し・返却手続きや充電・アップデートなどのメンテナンス作業を完全自動化する製品です。
CO-Colors ほたては、CO-OnSen 内の端末に対してイメージ配信が可能です。 CO-OnSen 内に PC 端末が格納されているときにのみ復元し、貸し出し中にシャットダウンしたり充電切れによって不意に再起動してもデータは消えません。

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