このページは旧バージョンに関するページです


よくあるご質問

回答

インストールについて

インストール手順はどのようになりますか?

ReadCacheを導入したい仮想ディスクを Private モードで起動し、 インストーラを起動すると、あとはほぼ自動的に導入されます。

動作環境について

どのバージョンの Citrix Provisioning Server で動作しますか?

ReadCacheシステム2.0 は Citrix Provisioning Server の Version 4.1 と 4.5 で動作します。

Stream Server はどのようなOSや環境で動作しますか?

ReadCache は Windows 2003 Server (32bit版) の上で動作します。 また、.Net Framework の 2.0 以降のバージョンの導入が必要です。

クライアント側はどのような OS や環境で動作しますか?

ReadCache は Windows XP および Vista (いずれも32bit版)の 上で動作します。 また、.Net Framework の 2.0 以降のバージョンの導入が必要です。
また、クライアント端末には「仮想ディスク」と同等以上の空き領域 (パーティション)を持つハードディスクが接続されている必要が あります。

ReadCacheはLinux上で動作しますか?

ReadCache は Windows XP/Vista 専用のため、Linux 上では動作しません。

性能について

ReadCache を利用すると、サーバへの負荷はどのように変化しますか?

端末起動時のサーバへの負荷の大半はディスク読み取りによる ものですので、ReadCache が効果的に機能します。 ReadCache の動作が始まってから (おおよそ、起動途中のWindows の ロゴが表示されて以降) のサーバへのアクセスは 98% 程度削減され、 サーバには負荷がかかることはほとんどありません。 (端末電源投入からロゴが表示されるまでのリクエストは ReadCache の有無に関係なくサーバに送られます)

動作原理について

このソフトウェアはどのように動作しますか?

Windows のディスクアクセスに関係したフィルタドライバとして 動作するように設計されています。アプリケーションやOSからの ディスクアクセスを監視・管理して、読み込み要求に対して キャッシュ動作をします。

書き込みが発生した時にはどのような動作をしますか?

書き込みが行われた領域については、ReadCache の動作対象から外します。 それ以降、書き込みが行われた領域に対する読み込み要求は、 そのままスルーさせます。

仮想ディスクの内容が変更されているかどうかをどのように判定しますか?

本製品が導入された仮想ディスクには、内容の更新とともに増加する リビジョン番号が割り振られます。端末側の ReadCache ドライバは キャッシュされているリビジョン番号と仮想ディスクのリビジョン番号が 同一かどうかを比較し、仮想ディスクの内容が変更されているかどうかを判定します。

仮想ディスクの内容が変更されたにも関わらずリビジョン番号が更新されていない時にはどのように動作しますか?

本製品が導入された環境で仮想ディスクの内容が変更された時には、 その変更と同時に「変更中」であることを示すフラグが立てられ、リビジョン番号が更新されるまでフラグは立ったままになります。 このフラグが立った状態の仮想ディスクで起動された端末は キャッシュ動作をしないように設計されています。 そのため、リビジョン番号の更新をし忘れた時にもキャッシュの不整合が 生じることはありません。 (DriveMapping を利用した更新は本製品の動作保証外です)

サーバ上の仮想ディスクに書き込みが行われた際にはどのように動作しますか?

本製品が導入された環境で仮想ディスクの内容が変更された時には、 どの部分が変更されたのかの情報がその変更と同時に記録されます。 仮想ディスクのリビジョンが更新された際に、どの領域が変更されたかの 情報が各端末に転送され、その領域の情報が端末内のキャッシュから 「消去」されることにより、更新された仮想ディスクの内容と 端末内のキャッシュの内容との整合性が保たれます。

キャッシュに必要なディスク容量は?

仮想ディスクと同等以上のディスク容量が必要です。

ReadCacheがあればサーバがなくても動きますか?

ReadCache が動作するとサーバへのアクセスはほとんどなくなり ますが、サーバは必須です。

ReadCacheは、ローカルディスクのどの領域(パーティション)を利用しますか?

起動時のパーティションの状態により異なります。以下の例を参照してください。

クライアント集約率の向上

起動しようとしている vDiskサイズよりも確保されたキャッシュ領域が小さいときにはReadCacheは動作しません。 なお、ReadCacheの利用する Partition の Partition ID は『 0xF6(246) 』です。

運用について

運用中何らかの理由で端末が突然クラッシュし、電源ボタンによる強制終了を行った場合、ReadCacheに影響はありますか?

影響はございません。ReadCacheは下記のケース以外は不整合が生じない設計となっております。

  • 書き込み処理の途中で電源が切られることにより、書き込もうとしたデータがセクタよりも小さい単位で中途半端に終了してしまった場合や、書き込もうとしたデータとは異なるものが書き込まれた場合

ご購入について

購入にあたっての手続きを教えて下さい。

本製品は日本電気株式会社と販売総代理店契約を結んでおります。 以下の窓口までお問いあわせ下さい。

  • 販売総代理店
    日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 ReadCacheシステム担当グループ
    アドレス

購入前に技術評価を行うことは出来ますか。

評価版をご用意致しております。以下の窓口までお問いあわせ下さい。

  • 販売総代理店
    日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 ReadCacheシステム担当グループ
    アドレス

なお、技術的なお問合せについては以下の窓口でも承っております。

  • 株式会社シー・オー・コンヴ
    アドレス

標準価格を教えてください。

製品の価格、購入、お見積り等に関するお問い合わせは下記窓口より承っております。

  • 販売総代理店
    日本電気株式会社 第一官公ソリューション事業部 ReadCacheシステム担当グループ
    アドレス

その他のご質問について

いつ発売しましたか?

ReadCacheシステム2.0 は2008年9月末に正式発売しました。

Citrix Provisioning Server以外の対応予定はありますか?

本製品の ReadCache 技術は Citrix Provisioning Server 以外の ネットブートシステムにも利用可能な技術ではありますが、 現在のところ他の製品への対応予定はありません。

どのような内容の特許を出願していますか?

本製品で利用している「読み込み専用キャッシュ」の管理方式に関する 出願をしております。