2008年6月3日 ReadCache 製品仕様案 1. 概要 1.1a) ネットブートする Windows システムに対する読み込みキャッシュシステムであること 1.1b) クライアントは仮想ディスクの各領域を1度目に読み込んだ際にローカルディスク内の キャッシュ領域に保持し、サーバ上に保持される仮想ディスクが更新されない限り、 同一領域の読み込み要求をサーバに送らないようにする読み込みキャッシュシステムで あること 2. オペレーティングシステム(OS)について 2.1 仮想ディスク内のOSはWindows XP および Windows Vista (32bit版) に対応していること 2.2 サーバ側のOSは Windows 2003 Server に対応していること 2.3 Ardence 4.1 Desktop edition および Datacenter Edition に対応していること - 2008夏以降、Citrix Provisioning Server 4.5 への対応予定 - 2009春以降、Citrix Provisioning Server 5.0 への対応予定 (詳細未定) 3. 動作環境の制限 (ディスク構成やサイズ)について 3.1 クライアント側でキャッシュ領域として利用するハードディスクとシステムバスとの 接続方式が IDE、SCSI、SATA のいずれでも動作すること 3.2 クライアント側のキャッシュ領域は最大2TBの容量にまで対応していること 3.3 クライアント側のハードディスクが MBR 形式でフォーマットされている場合に対応すること 3.4 クライアント側のハードディスクに保持されるデータは、その目的に作成された1つの パーティション内に保持されること 3.5 クライアント側のハードディスクは1セクタ512バイトによるフォーマットに対応していること 3.6 クライアント側のキャッシュ領域に、容量の許す範囲にて少なくとも10種類の 仮想ディスクのキャッシュ情報を同時に保持出来ること 4. 仮想ディスクについて 4.1 仮想ディスクは1セクタ512バイトによるフォーマットに対応すること 4.2 仮想ディスクがMBR形式でフォーマットされている場合に対応すること 4.3 仮想ディスク内に最大3つのパーティションが存在する場合に対応すること 4.4 仮想ディスク内に保持されるキャッシュデータは暗号化して保持できること (4.4.1 上記暗号化方式は少なくとも camellia 方式に対応すること) 5. 各種ツールについて 5.1 クライアント側にキャッシュの動作状況をモニタするGUIツールが付属すること (2008夏以降対応) 5.2 クライアント側ハードディスクが障害により認識できない際に、管理者にメールなどの 手段にて通知する機能を持つこと (2009春以降。 個別カスタマイズにより2008夏対応可能) 6. リビジョンの更新について 6.1 仮想ディスクの内容が更新された後に所定のリビジョン更新処理が行われるまでの間は クライアント側でキャッシュが動作しないようにするための機構を持つこと 6.2 仮想ディスクの内容が更新された際には、次回端末起動時に更新部分のキャッシュを 無効にして起動する機構を持つこと (2008年10月以降 Ver2.0 において対応予定)